イギリスで古くからあり、大手といわれているのがO2(BT Cellnet)とVodafone。しかし、フランステレコムの買収後のOrangeの躍進にも目を見張るものがある。T-Mobileも、voicemailのチェックが全てのサービスプランにおいて無料となっているのは魅力。
O2とVodaphoneはGSM900と呼ばれると呼ばれるデジタル方式を用いており、後発のOrangeとT-mobile(同じネットワークを使うVirginなどのVNOも)はGSM1800の方式を用いている。現在発売されている携帯電話機の本体自体は両方をサポートしており、どちらのネットワークも使える。GMSの周波数の違いによって、それぞれメリットがある。
GSM1800を採用するOrangeとT-mobileのネットワークは、海外で使われている方式と互換性があり、多くの国で使用が可能だ(Monthly契約で、事前に登録が必要)。GSM900を採用するO2やVodafoneは比較すると使用できる国は少なくなる。どちらにしても海外で使う予定がある人は、自分の使いたい国で使えるのかどうかを事前にチェックする必要があるだろう。各ネットワークのウェブページから調べることが可能。
一方で、GSM900であるO2とVodafoneは、dual-bandをシームレスにスイッチする技術により、都心などでも切れづらい通話を実現している。
Coverage(電波が届く地域)は、現状ではほとんどイギリス全土をカバーしている。ただし都心では全く問題ないが、地方や山岳地帯での利用を考えているのであれば、念のため各社のウェブページでその地域に電波が届くか調べた方が無難。使える地域のcoverageをポストコードより調べることが可能。
ネットワークを選ぶ時の最大のポイントは、誰によく電話をかけるかということ。他のネットワークの携帯にかける通信料が非常に高いためだ。知人や家族などがどのネットワークを使っているかを調べて購入の参考にするといい。
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